入社式で、社長から「保険や銀行の仕事は誰もが簡単に説明できます。しかし、ファクタリングを簡単に説明できる人はほとんどいません。まだ社会に浸透していないというところにファクタリングの将来性があります」という話を聞き、私もファクタリングを始め、まだあまり社会に浸透していないサービスを広める一翼を担いたいと強く感じたのを覚えています。
入社後は、決済業務(代金回収サービス)の配属となりました。事務を経験した後、10年間ほど営業担当として、取引先とのコミュニケーション能力を磨きました。また、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)内で定期的に開催されているグループワークにも参加し、MUFG全体でどのような提案ができるのかを各社合同で討議するなかで、各社の視点や考え方を知り、広い視野も身につけていきました。現在は、決済営業企画部へ異動し、決済サービスの開発に取り組んでいます。
これまでで印象に残っている出来事の一つは、営業担当の頃に行った、ある大口のお客さまへの提案です。お客さまから、「毎月数百件の振込元不明の銀行振込があり、一件一件電話で確認している」とのご相談を受け、私はSMSとコンビニ収納を利用した回収方法を思い浮かべました。この方法は、お客さまの業界でも、当社内でも前例が無い方法でした。非常に難航しましたが、諦めずに取り組んだことで最終的に採択していただき、お客さまに喜んでいただく事ができました。
また、過去にはシステムトラブルによって代金回収サービスが一時的に使えなくなったこともありました。当時、私は「起こったトラブルを悔やんでも仕方がない」と気持ちを切り替え、取引先の方々の元へ伺いお詫びをすると同時に、トラブル発生の経緯と再発防止策の案内を行いました。厳しいご意見をいただくこともありましたが、それまでの取引に誠実に向き合ってきた私の姿勢を認めていただき、最終的にはご理解いただくことができました。
この経験を通して学んだのは「困難に対して前向きに行動すれば、状況を改善できる」ということです。この考えは、今でも難しい問題に対面したときに、私を動かす原動力になっています。
当社の代金回収サービスは、生命・損害保険会社の保険料回収や、学習塾の授業料回収等にご利用いただいています。私は現在、新サービスの企画立案やリリースのほか、既存のサービスの使いやすさを向上させるために、改善策の提案を行っています。いかにシンプルで使いやすいものを作るかという視点を大切にしながら、新しい企画を考えるよう心がけています。
この視点は、営業時代に実感した「現状のサービスに使いづらさを感じている人が多い」という経験にもとづくものです。支払いフローの簡略化やアプリのUI改善など、多くの課題がありますが、お客さまからの意見を聞きながら解決に向けて取り組んでいます。現在はまだ開発段階ですが、営業時代に得た知見を活かし、エンドユーザーにも喜ばれるサービスを提供していきたいと考えています。
ユーザーが使いやすいサービスを考える際、他業種が提供している様々なサービスは非常に参考になります。私は他業種が集まる勉強会に参加したり、インターネットなどを使って新しいサービスを提供している会社を見つけ出し、その会社の方に直接会いに行くことで、他業種の方々の視点を知るきっかけを作るようにしています。
この取り組みは単なる情報収集だけを目的にしたものではありません。プログラミングなど、当社だけでは対応できない部分を改善していくため、新しい技術を持ったアライアンス先を探すということも目標にしています。実際に、元々取引先だったベンダー会社さまに連絡を取り、協業が決まったケースもありました。
今後も様々な方とお会いすることで、サービス開発のノウハウを蓄積し、さらに成長していきたいと思います。